体外受精を選んだ理由
「なんか最近、芸能人が妊娠したニュースって多くない?」
「確かに」
「ウチらも続きたいよね」
「もし、今年度中にウチも子供が生まれたら、〇〇(芸能人の名前)の子供と同級生だね」
こんにちは、2日前に34歳になった、筆者の男妊活(妊活男)です。
今日は、体外受精を選んだ理由について、男性視点で書いてみようと思います。
前回の記事で少し書きましたが、私たち夫婦は、卵管造影検査による両側卵管閉塞との診断後、クリニックを変更し、体外受精を選択することにしました。
理由は幾つかあるのですが、その一つは、私(♂)の方にも問題があることが分かったからです。
それは、
「精子運動率が基準値より少し低い」
ということです。
話は遡ります。
1つ目のクリニックで、精液検査がありました。そこで、医師からは、精子濃度等の数値は良いが、運動率だけ基準値より少し低いと言われました。
要するに、精子が卵管を通り抜けるパワーが低いので、受精しにくいよということです。ただし、病名が付くほどに、めちゃめちゃ数値が低いわけではありませんでした。
そして、2つ目のクリニックでも、精液検査がありました。
精液検査の結果は、日や時間帯によって変動すると言われています。
なので、今回は基準値をクリアしているかもしれないと、希望を持っていました。
が、その結果は、やはり、精子運動率だけが基準値より低い値を示していました。
しかも、前回より低い数値でした。
検査結果を聞いたとき、妻や医師の前では強がっていましたが、内心は、かなりショックでした。
変なプライドかもしれませんが、私も男です。
男として、何か大事なものを否定されたような気持ちになり、かなりへこみました。
私の行くクリニックには、木曜日限定ですが、男性の不妊外来があります。
木曜日には、レディースクリニックですが、多くの男性が通院されています。
不妊原因の半分は、男性にあり!
このことは、以前から知っていたのですが、検査結果を聞いてからは、こう感じるようになりました。
「もしかしたら、不妊の原因が、精子運動率の低さ以外にあるかもしれない。それは、今の医療では解明されていないだけなのかも。そう考えると、妻の卵管閉塞、私の精子運動率の低さ以外にも、不妊原因があるのかも・・・。」
それに加えて、私は昔母から聞いた話を思い出しました。
「あなたは、なかなかできなかったのよ・・・。」
私の母は秘密主義者なので、この意味をきちんと教えてくれませんでした。
しかし、今思うとおそらく、母の話し方からして、私自身、何らかの不妊治療によって産まれた子なのではないかと疑いが残ります。
となると、遺伝もあるのか?なかったとしても、悠長にやっている場合じゃないのか?
上記のようなことから、少しでも年齢的に妊娠可能性が高いうちに、ステップアップした方が良いと自然に考えるようになっていました。妻も同じ考えでした。
不妊治療の流れをザックリ分けると、3段階あります。
- 自然妊娠(卵管造影検査、通水検査を含む)
- 人工授精
- 体外受精・顕微授精
じゃあ、ステップアップするから、次は人工授精だ。最初は、そう思っていました。
おや、でも待てよ。
私たち夫婦の場合、妻の卵管は両側閉塞している。私の精子運動率は低い。
となると、人工授精は現実的じゃないのでは・・・。
こういった事情から、私たちは、体外受精に移行することを決意しました。
しかし、なんとか自然妊娠できないのかな?と悩みもしました。
少し古い情報になりますが、生まれてくる子の27人に1人は体外受精ベビーです。
クラスに1人は体外受精の子。体外受精ベビーは今も増えています。
私の勝手な解釈ですが、これって裏を返せば、このベビーたちは、両親が本当に望んで生まれてきた特別に愛されている子。誰よりも幸せなベビーなんじゃないかなと。
そう考えると、自然妊娠にこだわっていた自分がバカに思えてきました。
最後は男性視点とは関係なくなってしまいましたね。
私も妻も、生まれてきてくれるはずのベビーを心から愛したいと思っています。
早く我が家においで、ベビーちゃん♬
それでは今回はこの辺で。
次回は、クリニックで行っている「体外受精教室」のことを書こうかな。
それでは、みなさまがハッピーでいられますように☆