不妊とお金の話
先日、妻が36歳の誕生日を迎えました。
来年は子供を授かり、3人でお祝いできると良いなぁ~。
こんにちは。
不妊治療って、時間とお金がすごくかかるなぁ~っとよく感じるので、
今回は「不妊とお金」をテーマにブログを書いていこうと思います。
なぜ、不妊治療にはお金がかかるのか
理由は単純です。
「保険が適用されないから!!」です。
やっぱり、これが一番の理由だと思います。
それに、ほんの一例ですが、こんな理由もあるんじゃないかなとも思います。
- 自然妊娠している夫婦は、(あたりまえだが)不妊治療費を払わない。だから、本来払わなくても良いはずの治療費が高く感じてしまう。
- 通院のための交通費も払わなくてはならない。
- 場合によっては仕事を辞めることになって、治療費が家計を圧迫する。
などが挙げられます。
助成金制度を利用した話
不妊治療は保険の適用外です。しかし、「助成金」制度があります。
助成金の内容は、各自治体(市区町村、都道府県)によって様々です。
ここでは、私が利用した助成金制度を幾つか紹介したいと思います。
※詳細は、各自治体のHPをご覧ください。
※助成金額、年齢要件は、私たち夫婦が受けた時点のものになります。あくまでも参考程度に見てください。
助成金対象外だったパターン
市の「早期不妊治療費助成事業」
簡単な概要:県が行っている特定不妊治療(体外受精・顕微授精)の初回の助成を受けた夫婦に対して、1回限り10万円を上限に助成が受けられる。
年齢要件:治療開始時、妻の年齢が35歳未満。
この助成を受けられなかった理由は、年齢要件で引っかかってしまったからです。
治療開始時、妻の年齢は35歳だったので、ギリギリだめでした。
この時は、35歳の女性に恨みでもあるのか?と思ってしまいましたww
助成金が受けられたパターン
①市の「早期不妊検査費助成事業」
簡単な概要:対象の不妊検査費用に対して、上限2万円の助成金支給。
年齢要件:治療開始時、妻の年齢が43歳未満。
②県の「不妊治療費助成事業」
簡単な概要:特定不妊治療の場合、初回は上限30万円。2回目以降は上限15万円。
年齢要件:治療開始時、妻の年齢が43歳未満。
所得要件:夫婦の前年の所得合計金額が730万円未満。
年齢要件は分かりやすいので、皆さん意識していると思いますが、
所得要件は意外に肝な感じがします!!
これから助成金を受ける方は、自治体の所得要件にも目を配ってみてください。
国の「確定申告」
確定申告の際、医療費控除も受けられますよ!!
クリニックの領収書は取っておいた方がベターですね。
金銭感覚がマヒしてくる
治療が続き、クリニックへの支払いが多くなると、一体いくら不妊治療に使っているのか分からなくなる時がきます。
というか、ここまで頑張ったんだから、お金のことはこの際気にしたくないと思うようにもなってきます。
治療が高度なものに進めば進むほど、万単位での支払いもあります。
クリニックで最初に説明を受けたときは、最低30~40万円って聞いていた気がするけど、「もう100万円は超えたんじゃないかな?」という風に、時が流れていきます。
また、治療の中で医師から選択を与えられて困るときがあります。
それは、〈治療の進め方〉や〈使用する薬〉について、選択権がこちらにあるときです。
体外受精などの不妊治療で戦っている方なら分かると思いますが、
「ここまできたら、少し値段は高くても、妊娠確率が高い治療でお願いします!!」
こういう気持ちになっていると思います。
だから、治療費が必然的に、かさんでいくんですよね。
今後、日本に期待したいこと
不妊治療の保険適用、助成金制度の要件緩和・上限額の引上げ・・・
これらをとても望んでおります。
そして、これらを可能にするためには、
「不妊治療について考える人が増えればいい」
と思います!!
例えば、
子育てにはお金がかかる=世間の当たり前
だから、政治家は声高に、子育てに関する制度(産休・育休・給付金等)の改善を提唱しています。
「子育てしやすい社会を作ります!!」
よく聞く言葉です。
今、子育てを例にあげましたが、子育てしやすい社会の形成はとても重要だと思います。
ただし、その前段階である、不妊についても多くの人に考えてほしいと思います。
不妊について考える人が増えれば増えるほど、議論も深まり、不妊に優しい社会になるはずです。
私は思います。
我々不妊戦士は、日本の少子化問題を改善する希望なんだから!!
ちょっと、カッコつけすぎたかなww
まとめ
不妊治療にお金はかかるかもしれない。
いや、お金だけじゃなく、時間もかかるだとう。
でも、子供がほしいんです!!
不妊で戦っている人は皆さん思うでしょう。
私、産まれてくる子供を絶対心の底から愛せる、と。
たくさん頑張っているんだもん。
そう思っちゃいますよね。
それでは、今回の「不妊とお金」の話はこの辺にしておきます。
読んでいただきありがとうございます。
みなさんに幸あれ。