妻と私♂の妊活日記(男妊活・育休・男の育児)

男性も妊活・不妊について考えよう!

夫婦で育休を取った話~男の育休と昇進で揺れる心~

こんにちは。

久々の記事になります。

今回は、男性である私が育休を取得した時の話をしたいと思います。

 

簡単な自己紹介・現況を説明しますと、、、

・育休は現在進行中

・育休期間は8カ月

・夫婦共働きで、夫婦同時期に育休取得

不妊治療経験あり(体外受精

 

この記事は、こんな人に読んでもらいたいです。

「育休を長期で取得したいけど、実際どうなのかな・・・」

「育休復帰後の昇進はどうなるのかな・・・」

「夫婦で育休ってどうなの・・・」

「生活費はどうなのかな・・・」

 

 

育休を取得したいと思ったキッカケ

これは複数あります。

 

1 家族との時間を大切に過ごしたい

シンプルですが、まずはこれです。

初めての子育てなので、仕事しながら子育てを全力でできるか不安でした。

妻に子育てを全て任せるのではなく、自分もたくさん子育てに携わりたいと思いました。

 

2 不妊治療を経験していたから

妻と二人三脚で不妊と戦ってきました。

不妊治療を本格的に初めてから、子供を授かるまでに約2年かかりました。

妻が泣く姿を何度も見ました。

クリニックで心拍確認できた時は、本当に感動しました。

「すごく切望して生まれてくる我が子を夫婦で育てたい!」

「妻の泣く姿をたくさん見てきたが、今度は笑顔の家族の時間を共有したい!」

そんな風に思いました。

 

3 尊敬する上司が育休を取っていた

ずっと前の話になります。入社してすぐ、男性の上司と飲む機会がありました。

その時、上司が過去に育休を約1年取得していた話を聞きました。

当時私は、育休なんて取得できたとしても数日だろうと漠然と思っていたので、めちゃめちゃ驚きました。

実際は私の聞き間違いで、上司が取得していた期間は3,4カ月だったそうですが、長期で育休を取得した上司に感動したことは今でも覚えています。

上司から育休の話を聞いたとき、私は独身で、しかも彼女がいませんでした。しかし、いつか結婚して子供ができたら育休をしっかり長期で取り、素敵なイクメンになろうと思っちゃったのですww

彼女もいないくせに、アホですよねww

 

4 他の会社に比べたら、育休は取りやすかったかも

部署によるので一概には言えませんが、それでも、他の会社よりは多少なりとも育休を取りやすい環境にあったかと思います。

しかし、1カ月以上の長期で取得している人はほとんどおらず、超レアでした。

 

5 仕事に少し飽きていた

正直、自分の担当していた業務に少し飽きていました。

それなので、育休は自分自身の今後を見つめなおす良い機会かなと捉えていました。

 

昇進試験の存在

ここまで読めば、

「じゃあ、育休取得に際して何を迷うの?」 

と思うかもしれません。

小さいものから大きいものまで、迷う素材は幾つかありました。

中でも、昇進に関することが大きなネックとなっていました。

 

私の勤める会社は、年に1度しか昇進のチャンスがありません。

しかも、試験があります。

合格率は約30%。

私は、過去2年この試験に不合格でした。

後輩にも先を越されました。

めちゃめちゃ試験勉強したのに、とても悔しい思いをし続けていました。

 

今年こそは絶対に昇進したい!!

もう、後輩に先を越されたくない!!

と思っていたのですが、育休中は受験資格(昇進チャンス)がありません。

しかも、詳細は省きますが、今年の昇進試験に合格しないと、来年は試験項目が多くなってしまうことが決まっていました。

 

※ 

ちなみに、私は決して出世願望がある訳ではありません。

しかし、この昇進試験はほとんどの社員が受けており、受験しない=変な奴のレッテルが貼られてしまいます。

試験を受けないことに対する変なプレッシャー、居心地の悪さはありました。

 

【家庭】と【自らの昇進】を天秤にかけると、私の場合は俄然【家庭】でした。

しかし、心のどこかでは、

「早く昇進して3年分の悔しさを晴らしたい!!」

という気持ちが残っていました。

 

上司への育休宣言

心の整理が完全にはつかないまま、上司に育休取得を宣言しました。

宣言時期は2019年の秋でした。

・子供が生まれること

・育休を翌年夏頃から長期で取得したいこと

 を。

 

当時の上司の反応はイマイチでした。

上司からは、

「来年の昇進チャンスは捨てるのか?」

とも言われました。

 

この時私は、

「昇進も大事ですが、家族との時間を大切にしたいから育休を取りたい!!」

と、ハッキリ伝え、腹をくくりました。

 

転機

翌2020年春前頃でした。

育休取得者も昇進試験の対象として認めると会社から通知がありました。

これには正直驚きました。

「キターーーーー!!大チャンス!!ラッキー!」

 

育児をしながら勉強できるかは不安でしたが、

これは、神が私にチャンスをくれたんだと思えてしまいました。

 

後日談ですが、

妻や上司、同僚の支えもあり、猛勉強の結果、今年昇進を勝ち取ることができました。

ずっと応援してくれていた妻も、とても喜んでくれました。

 

生活費のことは深く考えなかった

夫婦共働きで、同時期に育休。生活費は大丈夫だろうか? 

このことについても、少し悩みました。

生活費、給料に関しては、各家庭色々な考え方があるので正解はないと思います。

 

私たち夫婦は決して裕福ではありません。

不妊治療では、かなり出費がありました。

 

しかし、私たち夫婦の考えは同じでした。

 「お金よりも大切な家族、大切な時間を今共有したい!!」

 

夫婦で育休って、楽だと思ってたけど・・・

「夫婦二人で育休ならば楽でしょ?」

そう思う方は多いのではないでしょうか。

実際、私もそう思っていました。

現在進行形で育児をしている私の感想としては、 

決して、楽ではない!!

ということです。

ただし、一人で育児をしている人よりは、気持ちに余裕があることは間違いないと思います。

 

最初の頃は、育休を機にキャリアアップ・自己啓発をしようと考えていました。

「資格試験の勉強をしよう」

「資産運用(株など)をはじめよう」

「楽器をはじめよう」

などなど、野望はたくさんありました。

二人で子育てするばらば、できるだろうと思っていました。

器用な人ならばできると思います。

また、慣れてくればできるチャンスは増えてくると思います。

しかし、はじめての子供、夫婦二人とも子育てに慣れていない中、そう簡単に物事は進みません。

時間が作れたとしても、子育てに力を注いでいるので、新しいことをする気力が湧かないのです。

 

最近は、

「そもそも育児するために休みを頂いているのだから、まずは全力で育児に取り組むことだけを考えよう!!」

こういう発想に変わってきました。

 

まとめ

育休を取った今思うこと。

それは、

子供の成長はめちゃめちゃ早い!!

ということです。 

瞬きしていたら、成長の瞬間を見逃してしまいそうです。

そのくらい早いんです。

首が座る、寝返る、お座りする。

顔つきだって、一カ月で別人になっていきます(特に最初の1,2カ月)。

この成長の瞬間瞬間を妻と笑顔で観察できるのは最高の幸せです。

 

上手くまとめられませんでしたが、

この記事が、育休取得に悩む夫婦の参考になれば良いと思っています。

それではまた。