妻と私♂の妊活日記(男妊活・育休・男の育児)

男性も妊活・不妊について考えよう!

ターニングポイント~子宮卵管造影検査~

「子供の名前何にしよう?和な名前がいいかな?キラキラネームはどうかな?」

 

こんにちは。

妊娠はまだですが、こんなことを夫婦で笑いながらよく話す、妊活男です。

 

今日は、不妊治療を進めていく過程でターニングポイントになるんだろうなと思った出来事について書いていこうと思います。

 

その出来事は、タイトルにもある通り、

【子宮卵管造影検査】

です。

 

不妊治療を始めて約半年、医師指導の下、タイミング法を続けていました。

毎月、「今月こそは妊娠したんじゃない?」からの「生理きたかも・・」の繰り返しに、苦しさを感じていました。

もちろん、私(♂)が抱えていた苦しさに比べれば、妻が抱えていた苦しさは計り知れません。

 

私の妻は35歳。年齢的に焦っていました。しかし、医師からは、タイミング法以外に指示がありませんでした。そこで、夫婦でクリニックに向かい、ステップアップした方が良いのかを医師に尋ねてみました。すると医師から、「それじゃあ、(子宮)卵管造影検査をやってみます?」と言われました。

 

子宮卵管造影検査とは、子宮内に造影剤を入れ、子宮の形態と卵管のつまりや形状等を観察する検査です。卵管とは、子宮と卵巣をつなげている管のことです。卵管は卵子精子の通り道で、受精する場所です。受精ができないと妊娠はできません。

この検査の最大のメリットは、検査後6カ月はゴールデン期間と呼ばれていて、自然妊娠率がアップすると言われています。

 

検査では、造影剤を入れるため子宮に管のようなものを通します。医師から事前に説明を受けたところ、痛さを伴う場合があるとのことでした。妻は、この痛さについて、ものすごく恐怖を感じていました。そのため、ネットでもたくさん検索したのですが、痛みについては人それぞれであり、やってみないと分からないということが分かりました。

 

不安な妻を見て私は、「痛いのが嫌ならば無理しなくてもいいよ」と言いました。しかし妻は、「あなたの赤ちゃんが、子供が欲しい!」と力強く言ってくれました。

ノロケになるかもしれませんが、正直、とても嬉しい発言でした。

 

そして後日、卵管造影検査を受けることになりました。

 

検査当日は年末最後の診療日の夜で、外はものすごく寒かったのを覚えています。この日は、妻が検査で体力消耗してるだろうということもあり、私は車で病院に妻を迎えに行くことになっていました。

検査が終わり妻と合流すると、その帰宅途中の車内、妻はずっと黙っていました。

検査結果について何か言おうとしていたのは分かりましたが、表情は決して明るくなく、私の方から検査結果を聞くことができませんでした。

沈黙を打破したかった私は、少しでも場を明るくしようと、終始ふざけた話を一方的にしていました。今となっては何を話していたのかも覚えていません。

そして、車が家に着く前になり、妻はようやく重い口を開いてくれました。

 

妻「実は、うまくいかなかったんだよね・・・」

私「そっか・・・。よく頑張ったね。」

妻「卵管が詰まっているらしく、ちょっとしか管が通らなかったんだって。子宮の左右両側を試したんだけど、どちらも硬くて管が通らなかったんだって。だから、めちゃめちゃ痛かったの。」

妻は泣きながら話してくれました。ずっと泣いていました。

それを聞き、私も涙がこみ上げてきました。

 

後日調べて分かったのですが、卵管が詰まっている状態を卵管閉塞と言います。

卵管閉塞も大きく分けると2種類あり、片側卵管閉塞両側卵管閉塞があります。

片側卵管閉塞の場合、閉塞していない側で自然妊娠が可能です。

両側卵管閉塞の場合、自然妊娠の可能性は限りなく低くなります。

私の妻は、診断の結果、両側卵管閉塞の疑いでした。

 

話を戻しますが、これにより私たち夫婦は、自然妊娠を諦めなければいけないことを突き付けられたのでした。

妻の前では、「まだ体外受精という選択肢もあるし、妊娠できなくなった訳じゃないから。」と、頼りになる旦那を演じましたが、男の私でも頭の中は真っ白。正直、茫然としていました。

 

それでも、不思議と夫婦2人とも、翌日には【体外受精】について調べ始めていました。その時も妻は「やっぱり、あなたの子供が欲しい!」と言ってくれました。

その言葉に応えたいと、必死で体外受精のことについて勉強しました。そして、情報収集の手段として、それまでやっていなかったtwitterを始めました。

 

調べていく中で1つ分かったことがありました。

それは、通水検査や卵管形成手術(FT)など、自然妊娠する方法はまだあったということです。

しかし、私たち夫婦はそれらを選択せず、別のクリニックに移り、体外受精及び顕微授精を選択することにしました

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

話がまだまだ長くなりそうなので、今回はこの辺りにしておきます。

 

次回以降は、「セカンドオピニオン」「男性不妊」「体外受精及び顕微授精の選択理由」についても書いていきたいと思います。

 

今後も楽しく夫婦で妊活していきます。

少しでもこのブログが誰かの力になると嬉しいです。

全ての人が楽しく幸せでありますように。

 

ではでは。